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INBOUND 2018レポート ダイジェスト編

目次

    先日、ボストンで開催されたINBIUND2018に参加してきました。2018年度は製品アップデート情報、米国のマーケティング動向など濃厚な内容となっています。今回は第1部としてカンファレンスで発表された情報をダイジェストでお届けします!

    1.INBOUNDとは

    INBOUNDとは、年に一度HubSpotが主催しているデジタルマーケティングカンファレンスです。今年の参加者は2万4千人。世界各国からBtoB企業を中心とした経営者、マーケター/セールス/カスタマーサポートに関わる担当者、また弊社のようなHubSpotのパートナーが参加しています。

    INBOUND2018では、キーノートを含むセッションが約300用意されていました。キーノートでは主にHubSpot製品のアップデート情報、各セッションはマーケティング、セールス、カスタマーサービス、事業開発、採用、リードシップなど、幅広いカテゴリで用意されており、自分の興味のあるセッションを選択することができます。また各国のエージェンシーと交流できる貴重な機会です。

    INBOUND2018のダイジェストとして、重要なポイントをまとめました!

    2.顧客の変化

    "マーケティングファネル"から"フライウィール"へ

    今の時代の顧客は、マーケターやセールスの情報を信用せず、友人や知り合いからの情報を頼りにしています。つまり、マーケティングやセールス活動に注力する従来のマーケティングファネルの考え方だけでは、物が売れなくなっています。そこでHubSpotが新たに提唱した考え方こそが"フライウィール"です。

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    マーケティング→セールスで終わりでなく、より良いカスタマー体験こそが新規顧客獲得に繋がると述べています。より良い製品の時代から"より良いカスタマー体験の時代"に変化しているのです。企業は自社のカスタマーサポートを見直し、もう一度カスタマージャーニーを見直すが必要があります。

    実際にそのために、企業に必要なことが何かHubSpot社CEOのブライアンと共同設立者のダーメッシュがわかりやすく説明してくれいます。
    詳しくは次回のブログで!

    3.HubSpotの製品アップデート

    もはや、HubSpotはMarketingのためのソフトウェアではない!

    ついにサービスハブが登場しました。HubSpotは現在、マーケティング機能、セールス機能、サービス機能が存在します。またそれぞれの機能に対して、事業規模や会社規模に合わせて対応可能な3つのプランが登場しました。これらを組み合わせることで、フライングウィールで述べているATTRACT→ENGAGE→DELIGHTの流れを効率的に回すことが可能です。

    マーケティングにスタータープランの開始!

    StarterプランにEmail機能が追加されました。低予算でMAツールをまずは始めたい人、まずは既存リードへのEmail配信から始めたい人などスモールスタートするために最適なプランです。HubSpotは、CRMが無料で含まれていますので、スモールスタートにはお勧めです。

    カスタマーサポートを支えるサービスハブのスタート!

    口コミしか信用されない今の時代、顧客体験がいかに重要か説明がありました。ただし、カスタマーサービスを行なっていない企業はまずは何から始めれば良いのでしょうか?
    HubSpotのCEO、ブライアンは
    "製品を改善するよりも、顧客体験をより良くする方が10倍簡単である"
    と述べています。
    以下の5つのHubSpotツールを使いこなすところから初めて見るのもいいかもしれません。

    1.チケット機能
    2.ヘルプデスク機能
    3.カスタマーフィードバック(アンケート機能)
    4.ナレッジベース
    5.ヘルプカスタマービデオ

    HubSpotビデオの開始!ビデオの保存・作成・配信・分析が可能に。

    マーケティング、セールス、カスタマーサポート、どの場面でもビデオは非常に重要なコンテンツとなります。例えば、今までビデオをYoutube経由でウェブサイトやEmailに添付していた方は、HubSpotビデオを使うことで、シームレスに動画の挿入〜配信を行えるようになります。

    Enterpriseプランの充実!

    大規模のEnterpriseにはHubSpotが向かないと思われている方も多いのではないでしょうか。高度なチーム管理やシングルサインオンが対応可能になったHubSpotは、今後は、2000人以上の企業様にもHubSpotは対応できると明言していました。
    1.チームマネージメント機能
    2.カスタムアナリティクス機能
    3.シングルサインオン機能
    4.カスタムボット機能
    5.Conversation機能(チャット、slack、emailなどが1箇所で管理可能)

    HubSpot Salesの大幅アップデート

    セールス担当者が実際の営業活動に費やすことができる時間は、全体の約30パーセント。セールス担当者が営業活動に集中する為にも自動化が重要になります。
    大きく7つの機能が実装されました。
    1.Slackとの連携
    2.Zoomとの連携
    3.予測リードスコアリング
    4.見積書作成機能
    5.電子サイン機能
    6.電話書き写し機能
    7.ビデオ機能

    CMSのスタンドアローン
    HubSpotのCMS機能が単独で契約可能になりました。無料でCRMがついたCMSが他にありますでしょうか?

    以上、今回はINBOUND2018で発表された情報をダイジェストでお届けしました。
    次回は、INBOUNDのメインとなる、キーノートの内容をお届けします。
    お楽しみに!

    執筆者:Admin

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